スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

月見の茶事

9月16日、前日の懐石料理の調理実習に続き、客と亭主に分かれて茶事をしました。皆さん熱心に役を務められ、とてもよいお稽古ができました。
P1010714.jpg

寄付
掛物 明月一声砧 永田宗伴筆色紙幅
本席 
掛物 月在天水在瓶 大真和尚
青漆爪紅糸巻二重棚
香合 秋草の絵重ね色紙 三代芦流作 尋牛斎箱書付
菓子 初萩 なかにし製
花入 南紀檜籠 尋牛斎箱書付
 花  秋明菊 吾亦紅    
水指 葵窯 月兎
茶入 高取肩衡 羽衣 十四代味楽作 宗伴箱書付 仕服 遠州緞子
茶碗 黄イラボ 山路 而妙斎箱
茶杓 寛州師作 まちかね 共筒箱
蓋置 武蔵野
茶器 金珠棗 蓋裏ニ桔梗ノ画 即中斎箱書付
茶碗 高麗青磁 韓国土産
茶杓 銀杏蒔絵 兼中斎筒共箱
干菓子盆 兼中斎筆寿老人 
 干菓子  韓国伝統菓子
P1010723.jpg
 
中秋の名月 
 旧暦では7,8,9月が秋であり、その真ん中8月15日を中秋、すなわち秋の真ん中と呼び、その日は満月であることが多く、里芋などの収穫物をお供えして月を愛でるようになりました(芋名月)。前日を「待宵(まつよい)」、翌日を「十六夜(いざよい)」と呼び、茶杓や菓子などの銘に使われることもあります。
 十五夜は中国から伝わった風習ですが、「後の名月(十三夜)」は、旧暦9月13日の月を愛でる日本独自の風習で、豆名月、栗名月とも呼ばれます。今年の十三夜は10月17日です。
采女祭りや大覚寺の舟遊びなど、観月の宴には舟が出ますが、平安貴族は直接月を見るのではなく、杯や水面に映った月を見て楽しんだそうで、日本人らしい美意識だと思います。機会があれば、水に映る月や舟をモチーフにしたお道具で月見の茶事をしてみたいと思います。

 今回の茶事は月見の趣向として、寄付、本席の掛物にそれぞれ「名月一声砧」、「月在天水在瓶」を掛け、満月に兎の摘みの水指を使いました。初座席入りの拝見で、客は趣向を読み取ることができます。
 後座の花(秋明菊と吾亦紅)はもちろん、香合や蓋置、主菓子「初萩」、薄茶器の蓋裏の桔梗など秋草の描かれた道具もいくつか使い、主茶碗「山路」と茶杓「まちかね」で、里山で満月をまちかねている気持ちを表しました。茶入の「羽衣」も月を連想させる銘です。もちろん懐石でも八寸の赤芋はまさに月で、煮物椀には月に萩の花に見立てた真蒸を作りました。
 懐石料理についてはあらためて紹介します。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。